Jean-Michel Claverie博士は、子供のワクチン接種に抗議(フランス)
フランスのウイルス学者のJean-Michel Claverie氏は、9月6日のテレビ(Cnews)のインタビューで、
「80歳の人にワクチンを打たなくて済むように子供にワクチンを打つことは、自転車に乗らない人にヘルメットをかぶれというようなものだ」
と述べ、子供のワクチン接種に抗議した。

Jean-Michel Claverie氏によれば、子供にワクチンを打つという考えは、ワクチン接種で集団免疫に到達できるという誤った幻想を抱いていた時のことだ。既にワクチンの感染予防の有効性が限られており、ワクチン接種では集団免疫を達成できないことが分かった以上、子供にワクチンを打つ正当性はない。
以前には、多くの人々がワクチンを接種をすることで、集団免疫を達成可能だろうという幻想に基づく思想が蔓延していた時期があった。

フランスも例外ではなく、Alain Fischerという名の疫学者が、集団免疫に到達するために、子供にワクチンを接種させることが計算上必要である(impératif arithmétique)と誤情報を流していた。
「集団免疫を獲得するためには、12才から100才までの人口の90%にワクチンを接種しなければならない」


https://news.in-24.com/news/63268.html
勿論、ワクチンを接種しても、感染が止まる訳ではなく、ワクチンの接種者は、依然として、ワクチンの未接種者と同様に他人にウィルスを感染させることが判明している。
Jean-Michel Claverie氏は、インタビューにおいて、Alain Fischerという名の疫学者が、このような誤情報を流したことに「ショックを受けた」と述べている。
今では、子供にワクチンを接種すれば感染が収束するなどということは誤りであることがスイスやイスラエルの例からも判明し、ワクチンを打とうが打つまいが、感染は発生し、他人に感染させる、つまり「誰でも感染する」ということが、世界の学者の共通認識となっている。
Jean-Michel Claverie氏は次のように述べている
・このウィルスには、まだ完全には解明されていない病原体保有動物が存在する
これは、感染経路は必ずしも人間だけでなく、他の動物が感染経路となることがあり得るという意味だろう。要するに、例え、ワクチンに効果が多少あって人間による感染を減少させたとしても、他の動物を介して感染するようなことが発生するのであれば、感染を根本的に減少させることはできないということだ。もともと、コロナウィルスはコウモリやハクビシンを介して人間に感染したという有力な説もある。要するに、ちっぽけな人間の力で自然界に存在するウィルスの感染を止めようなどというのはおこがましい考えだ。
・子供達が自然に獲得する免疫はより良質で持続性があり、より一般的なものである。
ここでいう「一般的なもの」とはワクチンのように変異株の影響を受けるものではない、つまり「非特異的なもの」という意味だろう。博士は、自然免疫が特異的なものでない理由として、自然免疫の獲得が「ワクチンのように1つの成分に基づくものではなく、ウィルスの多くのタンパク質に基づくもの」であるからだと述べている。
自然免疫がワクチンよりより良質であることは研究で分かっている。
自然免疫は、ワクチンの免疫とは異なり、5~6ヶ月で役にたたなくなってしまうとうことはなく長期間持続する。そして、自然免疫は、ウィルスが変異しても有効性は高い。
カナダの医師達が説明しているように、子供達が大人になっても健康でいるためには、自然に多くの風邪にかかり、ウィルスや細菌に触れ、良質な自然免疫のシステムを強化していおくことが必要だ。



さらに、 Jean-Michel Claverie氏は、
「罹患しない病気にワクチンを接種することはない」と述べている。
これは、若者がコロナに感染してもほとんど重い症状が出たり亡くなったりすることがないという意味だ。リスクが無いのにワクチンを接種する意味はない。
例えば、最近の英国の研究でも、コロナで子供達が死んだり重症化するリスクが極めて少ないことが確認されている。
そして、当然のことながら、英国の予防接種免疫合同委員会(JCVI)は、「ワクチンによる健康上のリスクの方がワクチンによって提供されるベネフィットよりも大きい」という当たり前の結論を導いている。
その一方で、若者に対するワクチンのリスクはとても大きい。Jean-Michel Claverie博士は、心筋炎のリスクだけでも恐ろしく、子供達にワクチンを接種することは「大虐殺だ」と述べている。

https://www.lelibrepenseur.org/jean-michel-claverie-virologuerepute-dit-stop-a-la-vaccination-des-enfants-quil-qualifie-de-massacre/
若年層にワクチンを接種することを正当化できる理由は何もない。Jean-Michel Claverie博士が自己のLinkdenで公表した内容によれば、
若者の男子の心筋炎の症例が深刻なほどに増加している。
12~15才の場合は+2240%(23倍)
16~17才の場合は + 3933% (40倍)
18~24才の場合は +1836%
25~29才の場合は+522%
となっている。

Jean-Michel Claverie博士が説明している心筋炎の増加は、米国CDCが最近開示したデータによって裏付けられてる。

https://www.cdc.gov/vaccines/acip/meetings/downloads/slides-2021-08-30/03-COVID-Su-508.pdf
米国CDCは、ファイザーのワクチン接種により心筋炎の発生件数が深刻に増加していることを認め、赤い字で公表している。
例えば、心筋炎は、16~17才の男子だと、通例は0~3件しか発生しないはずなのに、ワクチン接種後、120件発生している。つまり、これはもう稀ではない。

最後に、厚生労働省の心筋炎についてのQ&Aを見てみよう。いわゆるファクトチェックをしていく。

・ 「mRNA(メッセンジャーRNA)ワクチン接種後、頻度としてはごく稀ですが、心筋炎あるいは心膜炎になったという報告がなされています。」
頻度としてはごく稀 →「これは誤り」
16~17才の男子だと0~3件だったのが120件になっている。また、報告されているのは実際に発生している症例のほんの一部である。
また、医学雑誌メディカルトリビューンが指摘しているように、12才の17才の副反応の9.3%が重篤なものであり、心筋炎が4.3%含まれる。
・軽症の場合が多く、心筋炎や心膜炎のリスクがあるとしても、ワクチン接種のメリットの方がはるかに大きいと考えられています。
(1)軽症の場合が多い → これもミスリード
重症よりも軽症の場合の方が多いのは当たり前であるが、心筋炎で重篤になったり死亡した若者が多数存在する。

コロナで感染して心筋炎や心膜炎で実際に重篤になったり亡くなったりした若者はほとんどいない。ところがワクチン接種後に重篤になったり亡くなったりした若者は多数存在する。
(2)ワクチン接種のメリットの方がはるかに大きいと考えられています
これは誤り。少なくとも、英国やドイツ等のワクチン委員会は、ワクチン接種のリスクの方が大きいと判断している。
ワクチン接種のリスクとコロナの感染リスクを比べるのであれば、ワクチンを接種した場合のリスクとコロナに感染した場合のリスクを比較してはならない。正しくは、ワクチンを接種した場合のリスクと、何もしない場合のリスク(罹患率×コロナに感染した場合のリスク)を比較しなければならない。
この点を、Jean-Michel Claverie氏は、分かりやすく「子供にワクチンを打つことは、自転車に乗らない人にヘルメットをかぶれというようなものだ」と説明している。はっきりいって、若者がコロナに感染して症状がでるというのは交通事故にあう確率のようなものだ。「コロナに感染した場合(コロナに感染して症状がでた場合」という表現は、あたかも交通事故に必ずあうかのようにリスクを計算するようなものだ。
つまり厚生労働省のQ&Aの回答の部分を訂正すると以下のようになる
「mRNA(メッセンジャーRNA)ワクチン接種後、非常に多数の心筋炎あるいは心膜炎になったという報告がなされ、これは、ワクチンを接種しなかった場合の最大40倍程度の報告数に相当します。重症よりは軽症の症例数が多いものの、心筋炎や心膜炎の結果、重篤な障害が残ったり、死亡した事例が多く見られます。各国の予防接種委員会は、若年層に対する心筋炎を含めたワクチンの接種リスクに重大な懸念を表明しており、子供へのワクチン接種を見合わせている国も存在します。」
さらに、以下の部分も訂正しておこう

↓
訂正後
・ワクチン接種後の軽症の心筋炎・心膜炎は一見治癒するように思われても、心臓の細胞が一度損傷してしまうと、その細胞が再生することはないため、永遠に傷跡が残ります。つまり、何らかの心臓の機能が低下した状態が継続することになります。
・若年者で新型コロナウィルス感染症にかかった場合にも心筋炎になることがありますが、若年者が新型コロナウィルスに感染して発症するような罹患率は1/100にも満たないものです。つまり、新型コロナウィルスに感染して発症した場合に心筋炎が発生することがあっても、罹患率を乗じた場合の実際のリスクは、ワクチンを接種した場合のリスクよりもはるかに小さいものです。