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バーブが香るローストトマトのフェットチーネ



シンプルなフェットチーネ


今回ご紹介するローストチェリートマトのフェットチーネはとてもシンプルです。そのうえ、簡単でおいしく、シンプルで香ばしい。


あまり調理に時間をかけたくないそんな時、私は庭で採れたトマトにバジルの葉を添えただけのシンプルなサラダをいただいたりしますが、今回ご紹介するこちらのイタリア料理も、そんな時にピッタリの一品です。


特に、暑い時期や晴天の日は、キッチンで調理しているよりも屋外で楽しみたくなりますよね。ぜひ、簡単で美味しいこちらの一品をお試しください。



今回ご紹介するイタリア料理は、これまでに私が考案してきたレシピの中で、大きな割合を占めるジャンルです。


私はレシピの考案をする度にいつも奮闘しますが、インゲン豆のイタリアンサラダ、ファラフェルとナスのサラダ、あるいはオリーブの入ったフォカッチャ、ピザやデザートなど…バリエーションに富んだ地中海料理をこれまでにご紹介してきました。


また、今までのレシピをみてみると、自ずと自分が季節にあった料理をしていることに気付かされます。


太陽の光が降り注ぐ季節には、地中海料理を。チェリートマトとバジルのフェットチーネのように、太陽の光を浴びた食材や料理をしていたり…。かたや、秋や冬の季節には、日本料理や中央ヨーロッパの料理を。寒い時期は日本風カレーやハンガリーのグーラッシュが体を温めてくれます。


身体が、というよりも脳による信号かもしれませんが、季節に応じた食事を導いているような、そんなことを感じました。 



とはいうものの、自然と体の摂理が相容れない場合もあるんですよね。


今回ご紹介するフェットチーネとは何の関係もないのですが、その一例であるパンダについて少し話したいと思います。


黒と白のコントラストがかわいいパンダはクマ科です。彼らの食事はというと、竹が主食であるため、bamboo bearというニックネームがつけられています。クマ科ですから、肉食動物に位置付けられますが、竹を食べているため、草食動物のように竹を消化することはできません。


そのため、必要な栄養を摂るためには大量に摂取しなければならず、その上、貴重なカロリーを無駄にしないように、なるべく動かないようにしているのです。



私たちを含め多くの生き物は、自然と身体がシンクロしているかのように、自然と共存していますが、時に、パンダのように相反する食事の取り方をする生き物もいます。それもまた、自然の習わしのようにも感じます…。


そんなことにふけていたら、少し脱線してしまいしました。フェットチーネのレシピをお伝えしているつもりでしたが、パンダの食事の話になっていましたね…。


だからと言って、たくさん試行錯誤を重ねてきたレシピをご紹介しないわけがございません。こちらがそのレシピになります。ぜひご参加にしていただけますと嬉しいです。


それから、自家製のトマトの砂糖漬けの瓶があれば、ハーブのフェットチーネにぴったりですので、お好みでアレンジしてみてくださいね。



ローストトマトのフェットチーネ


下準備:15分

調理:20分

合計時間:35分


【材料(4人分)】


●フェットチーネ:480g

●チェリートマト:600g

●にんにく:4片

●ベビーほうれん草:200g

●バジル:1束

●オレガノの葉:大さじ1

●タイムの葉:小さじ2

●オリーブオイル:大さじ6

●砂糖:小さじ1/2