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イスラエルの首相が公式に発表 「ワクチンの有効性は著しく低い」

更新日:2021年7月21日






 イスラエルの首相、ナフタリ・ベネット(נַפְתָּלִי בֶּנֶט)首相は、「ワクチンの有効性が著しく低い」とYoutubeの自己の公式チャンネルで発表した。









 以前の記事でイスラエルにおいてワクチンの有効性の低下が鮮明になってきていることを説明した。






 イスラエルのベネット首相がワクチンの有効性についての真実を隠し切れず、ワクチンの有効性が64%にまで低下したと発表したのはつい最近のことだ。きっとまだ皆さんは覚えていることだろう。






 その後も、イスラエルの保健省は、最近の感染者の状況についてのデータを保健省のウエブサイトで開示してしまった。これは不用意なことだった。案の定、そのデータは世界の専門家やSNSユーザなどに分析され、ワクチンの有効性についてのさらなる疑念が投げかけられた。



 例えば、イスラエルの保健省のデータによると、

・ワクチンの接種者の入院患者数は感染者数とともに上昇しているが、ワクチンの未接種者の入院患者数はあまり上昇していない







・コロナに自然感染して回復した人と比べて(再感染者72人)、 ワクチン接種者で感染した人は3千人も存在し、40倍コロナが流行しやすい







・ワクチン接種者の陽性者の人数、割合が急拡大した









 ワクチン接種者の感染者が増加している中で、このような指摘が立て続けに行われた結果、イスラエルの首相は、さらなる発表を行わざるを得なくなった。


 Twitter上で当方が交友のある米国の鈴木さんからの情報によると、ファイザー社の「ワクチンのデルタ変異株に対する効果が非常に低い」というベネット首相の発言がイスラエルの現地メディア"The Jerusalem Post"によって報道されていることが判明した。







 

 多くの専門家が警告していたように、イスラエルや英国のようなワクチンの大量接種が進んでいる国では、ウィルスに選択圧がかかり、ワクチンによる免疫を回避するデルタ変異株が優勢となって蔓延するようになってしまった。




 その結果として発生した感染者数の急増に対処するために、イスラエルのベネット首相は、閣僚と保健省の役人とを集めて会議を行った。その会議の内容として、「ワクチンのデルタ変異株に対する有効性が著しく低い」と発表した。イスラエルの政治家や当局は、自分達が有効であると勘違いしている感染対策を再び実施することが正当であると国民にアピールするため、ワクチンについての真実を国民に曝露せざるをえなくなったのだ。


 ここからはおまけの話なのだが、

 さて、当方は、このようなメディアの記事は、いつも現地の言葉で記載された記事を確認することにしている。その方が記事の情報についての詳しいことが分かるかもしれないし、正確に内容を把握できるからである。今回は、イスラエルで使用されているヘブライ語の該当記事を探してみた。このような記事を探しあてるのは当方にとっては難しいことではない。


あったね。これだ。






 具体的にどのように発言したのか確認しよう。発言内容とともに記事に映像がついていた。




כרגע יש דעה הולכת ומתרחבת שיכולת ההגנה של החיסונים הקיימים אל מול הדלתא, היא חלשה יותר ממה שקיווינו. אנחנו לא יודעים בדיוק עד איזו רמה החיסון עוזר, אבל בצורה משמעותית פחות. כולנו מקווים לראות האטה, אבל העובדות כרגע הן שאין האטה - לא פה ולא בעולם.



この部分を解読すればよいのだな。

英語に変換

日本語にも変換




 この英語と日本語をもとに、Twitterのツイートの字数制限にはいるように日本語を作る

「現在、デルタ変異株に対するワクチンの防御は期待はずれで弱いという意見が高まっている。ワクチンがどの程度に役立つかは正確には分からないが、著しく有効性が低い。我々は、感染の抑制を望むが、イスラエルにも世界にも、事実上感染の抑制はない」


よし、大体オッケーだろう。


 次は映像だね。Twitterにツイートをするためには映像が必要だ。その方が説得力がある。ところが記事についていた映像には音声がないね。どうしようかな。ソースはどこなんだろう・・・と探してみた。


あったこれだ。YouTubeに同じ映像がアップロードされていたんだね。しかもこの映像は、「首相の公式チャンネル」に堂々とアップロードされていた。






 

映像には残念ながらやっぱり音声がないものの、発言内容についての説明がついていた。


 これは記事に記載されていた内容と全く同じだ。記事の内容の信ぴょう性が確認できた。よし、これでツイートできる。



 今回は、ツイートを行うまでの流れも少し説明してみた。自分のツイート内容はデマやフェイクであるなどという疑惑がもたれることが多いのだけど・・・


 実際にはツイートを行うときには1つ1つ確認作業をしていたことが少し分かったかな?Twitterのツイートには文字制限があり、全てのことを説明しきれるものではない。日本のメディアの記事ばかり読んでいる人には、当方が取り上げている内容はデマだと思ってしまうかもしれないね。今回も物言いがついた。残念なことだ。





 普段から日本のメディアの記事ばかり読んでいれば、当方のツイートに違和感を感じるのは当たり前のことだ。覚えておいてもらいたいのは、日本のメディアの記事は、欧米のメディアの記事をそのまま鵜呑みにして丸写ししたものである。しかも都合の悪い部分を記事から削除している。一次ソースの内容の半分も情報が伝わっていればいいほうだろう。だから日本のメディアの記事を読んだ際にはその情報源を自分で確認することが大切だ。


 いずれにしても、イスラエルの首相は、ファイザー社のワクチンのデルタ変異株に対する「有効性が著しく低い」ことを発表した。イスラエルでは、国民の大半にワクチンが接種された。その結果として得られたデータをイスラエルの保健省が総合的に検討した結果、ワクチンの有効性が著しく低いことが確認されたのだ。


 1つの国家が行った史上最大規模の実験の結果から得られた結論であり、この結論は、どのような学術研究論文のデータ、結論よりも重要である。きっと役に立つデータだ。多くの人にこの大切な情報が共有されることを祈ろう。



追記:

 ヘブライ語の単語 משמעותית

に関し、「著しく」ではなく、「有意な」ではないかという物言いがついた。これは、このヘブライ語の単語が英文記事で"significantly”と訳されていたためだ。






 ここで、一応の反論をさせていただく。きっと彼は文脈を理解せず、元のヘブライ語を確認さえもしていないのだろう。”significantly”には「(統計学的に)有意な」という意味はあるものの、この文脈では意味が通らない。なぜならば、今回の会議内容の発表が、感染対策の再開が必要である旨をアナウンスするものだからだ。

 「デルタ変異株に対するワクチンの有効性が(統計学的に)有意に下がっているので感染対策を再開しましょう」では意味が通らない。

 「デルタ変異株に対するワクチンの有効性がとても低い(ことが判明した)ため、感染対策を再開しましょう」、または、「デルタ変異株に対するワクチンの有効性が、以前のコロナウィルスの株と比較すると、大幅に下がっている(ことが判明した)ため、感染対策を再開しましょう」が正しい解釈である。

 実際の文面上は、現在のデルタ変異株と過去のデルタ変異株とを比較したり、デルタ変異株と他の株とを比較しているわけではないので、「下がっている」とあえて訳す必要もない。デルタ変異株に対する有効性はもともと低かった。「デルタ変異株に対するワクチンの有効性は著しく(とても)低い」、と考えればよい。

 なお、ヘブライ語→英語の辞書によると、この単語には、

”significant"、"meaningful"、”substantial”の意味がある。つまり、これは、単に統計学的に意味がある(有意)だけでなく、本当に大きな意味があるという意味なのだ。





再追記:


イスラエルのメディアによると、ワクチンの感染予防の有効性は42%、重症化を抑える有効性は60%と暫定的に評価された。





やはり、ファイザー社のワクチンの有効性は著しく低かった。








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