世界で行われているワクチンパスポートに反対する運動を何度も取り上げているのだが、どうやら世の中にはまるで伝わっていないようだ。
現在、フランスで導入されているワクチンパスポートを支持する市民は少なく、このシステムには反対の声しかないのではないかと思われるほど、市民運動が激しくなっている。
8月14日に行われたワクチンパスポートに対する抗議活動の実際の様子を見てみよう。
市民運動の激しさがなんとなく伝わってきたのではないかな?
動画では一部の都市での活動しか映っていないが、現在、フランスでは、200箇所以上の地域で抗議活動が行われているようになった。
大きな都市だけでなく、人口の少ない小さな都市でも同じような賑わいで猛烈な抗議活動が行われている。道路は、抗議者で一杯であり、世界の人の注目を集めている。
フランス全体では、合計で150万人の抗議者が抗議活動に参加していると推定される。
このような抗議活動の参加者の人数は、フランスの内務省によって極端に少なく見積もられている。
そして、フランスの大手メディアBFM等は、8月14日のデモについては、たった21万5千人のみが参加したと不誠実に報道している。
日本のNHKなどのメディアは、この数字をそのまま報道し、あたかも、抗議デモに参加している人間が少数派であるかのような印象を世間に植え付けようとしている。
実際は、フランスにおいて、ワクチンパスポートに賛成している者は少数派である。
例えば、フランスのニースでは、ワクチンパスポートの導入によって混雑したレストランから客が離れ、レストランはガラガラになっている。
その一方で、街中は、ワクチンパスポートに抗議する人々であふれている。
さらに、消防団員までもがワクチンパスポートに反対する抗議活動に参加している。
このような傾向がフランスの全土で観察される。ワクチンパスポートが導入後、飲食店から客が遠のき、街中は、ワクチンパスポートに抗議する人々で溢れている。
ワクチンパスポートの提示が必要となるジムは、利用が減っている。
さらに、ワクチンパスポートは、大型のスーパーマーケットにも導入されることになった。勿論、このような制度が民衆に受け入れられる訳もなく、利用客は少ない。
ワクチンパスポートの政策を実施することはもはやばかげたことであり、世界でその政策を指摘する声が高まっている。
ワクチンパスポートに係る最近の状況をまとめておこう。
・ワクチンの感染予防性の有効性が低下した。ワクチンの接種者が感染すれば、ワクチンの未接種者と同じように他人を感染させる。
・ワクチンパスポートの制度は、メディカルアパルトヘイトそのものであり、ワクチンの接種状況による許されがたい市民の差別を生み出す。
・ワクチンパスポートは、(少なくとも欧州では)市民の賛同を既に得られておらず、ワクチンパスポートに反対する市民の方が大多数を占める。
つまり、このような状況では、ワクチンパスポートというものを考え自体が馬鹿げていると言える。
残念ながら、日本にはまだこのようなワクチンパスポートに係る問題点等がほとんど伝わっていないようだ。問題意識のない政治家や御用学者による的外れな政策の提案が多いように思われる。