チャーリー・パリ:新作のGrande Randonnéeウオッチに注目!

今回はチャーリー・パリ(Charlie Paris)がFédération Française de Randonnée Pédestreと提携して製作したGR(Grande Randonnée)ウォッチをご紹介します。
そもそも、男性用腕時計には2つの流派があります。カルティエ、オメガ、セイコーなどのビッグブランドと、チャーリーパリのような若いブランドです。今回私たちが注目するのは、まさに後者の方です。
チャーリー・パリのブランドストーリーは、幼なじみ2人がお店で欲しい時計が見つからなかったという経験がきっかけで始まりです。そこで2014年にラグジュアリーメゾンのものよりも身近な時計を作ろうと思い、ブランドを立ち上げました。現在では、約10人のスタッフが、Eショップとブティック(6区の53 Rue Saint-André des Artsにあります)を運営しています。
コレクションの中には、メンズとウィメンズの時計、機械式とクォーツ式の時計があります。そして、今回ご紹介するGR(Grande Randonnée)は最新の作品になります。
La Grande Randonnée (GR pour les intimes)
腕時計はスポーツと関連があるアイテムだと思います。真っ先に思い浮かぶのは、ダイビングやカーレース、航空関係ですが、GRの場合は、ハイキングにピッタリな印象です。ちなみに、GR®は、フランスのハイキング連盟(FFRP)に所属するブランドであり、チャーリーパリはこの機会にパートナーシップを結びました(FFRPには8,500人のボランティアがいて、18万キロに及ぶフランスのネットワークをサポートしています)。

そのため、この時計は、強度の高いハイキングの練習や単にレクリエーションのための際など、様々なハイキングのシチュエーションで使えるように設計されています。GRの中では「Ocean Blue」があり、ナイロンやレザーのストラップが数種類用意されています。ストラップを交換することで、様々なスタイルやニーズに対応することができるのもこの時計の特徴です。週末にハイキングを計画しているなら、ナイロンストラップがちょうどいいでしょうし、デートに行くなら、レザーストラップの方が、特にステッチが効いていて、よりドレッシーな印象になります。

細部の技術的な点
では、GRの技術的に優れている点とは何かと疑問に思うかもしれませんが、大きく5点の特徴があると言えるでしょう。
●クオーツまたは機械式時計
GRはクオーツ式と機械式の2種類があります。この違いを覚えていない方のために説明すると、クオーツ時計は、電池を使って、水晶振動子を介して時計の機構に電流を流します。一方、機械式時計は電池を搭載せず、装着していれば手首の動きに合わせて自動的にバネが働く仕組みになっています。全体的には、クオーツ式時計は、時計の巻き上げをしたくない人に好まれ、機械式時計は、よりクラシックな時計を好む人に好まれます。
●フランスでの組み立て
この時計はフランスの歴史的な時計製造地域であるブザンソンで組み立てられています。
●シチズンミヨタ製キャリバー0T45ムーブメント
時計の内部には、ミヨタ製のCal.0T45が搭載されています。日本の代表的な機械装置の一つであり、その信頼性の高さと堅牢性によって知られています。
●ステンレススチール製のケース
忘れてはならないのは、この時計がハイキングのためにデザインされているということです。そのため、ステンレススチールのケースにより耐久性があります。また、ガラスはキズや衝撃にも強いサファイアグレードを使用しています。
●交換可能なストラップ
先ほどお伝えした通り、ストラップは交換可能なので、用途に合わせて使い分けることができます。海水浴に行くならナイロンがいいでしょう。ストラップを交換することで、時計のイメージを一新することができます。
●コンプリケーション
スモールセコンドとデイト表示というシンプルなものですが、この時計は落ち着いた雰囲気を持っています。
ハイキング以外でも、ストラップを交換して様々な場面で活躍できるチャーリー・パリのGR。ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。
校正Erika
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