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  • 執筆者の写真You3_JP

屋外でのマスクの着用に意味がないという結論が得られる(欧州)



 先日26日、スイスでも屋外でのマスクの着用義務が廃止された。





 スイスの疫学者は、もう何ヵ月も前から屋外でのマスクの着用に科学的な正当性がないと提言していた。欧州の各国は、最近になって屋外のマスクの着用義務を廃止しはじめている。マスクの着用には感染を抑制する効果がない。しかも屋外では全く効果がなく無意味である。欧州では、ずっとこの議論は行われていたのだ。


https://www.nicematin.com/faits-de-societe/lutilite-du-masque-en-exterieur-remise-en-cause-que-disent-les-etudes-et-les-epidemiologistes-675788






 スイスにおいて屋外のマスク着用義務が廃止されたのも、もはやその対策に何ら正当性がないことが示されたからである。


https://www.24heures.ch/le-masque-tombe-on-nattrape-pas-le-covid-19-dehors-770232563526







The mask outside, "it makes no sense", summarizes the French epidemiologist Martin Blachier, with his usual frankness. In Geneva, Professor Antoine Flahault confirms. "There is no scientific evidence today that the mask outside serves any purpose."





 マスクを屋外で着用するという対策は的外れである。集団感染の多くは、換気の悪い密室で起きており、屋外での感染リスクが高いというエビデンスは存在しない。

フランスの疫学者であるMartin Blachier博士は、「屋外では空気と混ざるので、ウイルス濃度は感染が起きるほど高くない」と述べていた。


"Outside, there is such a mixing of air that you do not have a sufficient viral concentration to be infectious," said Martin Blachier, of the consulting company Public Health Expertise.


https://www.france24.com/en/20200814-masks-on-the-street-but-not-at-work-experts-urge-consistency





 そして、Martin Blachier博士は、屋外でマスクを着用することに科学的な正当性はなく、屋外でのマスク着用義務を廃止することを提言していた。



https://www.cnews.fr/videos/france/2021-05-31/martin-blachier-je-preconise-darreter-le-masque-en-exterieur-1087403







Blachier博士


「科学的には屋外の着用義務を廃止することにコンセンサスはできている」


「マスクを外せないのは心理的な問題や政治的な問題だ」





 そして、スイスのジュネーヴ大学のグローバル・ヘルス研究所所長Antoine FLAHAULT教授は、 「感染の大部分は、エアロゾルにより、密閉され、換気の悪く、混雑した環境で発生することが分かっている」と述べ、屋外でのマスク着用には科学的な根拠が無いと述べている。


" We know today However, most transmissions, if not all of them, take place through aerosols in closed, poorly ventilated, crowded environments"








「エアロゾルは大気中ですぐに希釈されるため、屋外でマスクを着用することは無意味である」





FLAHAULT教授によれば、「抗議デモで大勢の人が集まって群集となっても、風がなくても、屋外でのコロナウイルス感染のリスクは非常に低い」






 屋外でのマスクの着用義務を廃止したのはスイスだけではない。最近では、ギリシャも廃止した。



これで、ほぼ欧州全域で屋外でのマスクの着用義務が廃止されたといっていいだろう。




 欧州では、これまで意味もなく、政治的な理由、心理的な理由のみで屋外でのマスクを着用を義務化するという異常事態が発生していた。しかしながら、経験則に基づけば、マスクの着用義務化後に感染者の急増が発生し、屋外でのマスクの着用には全く意味はなかった。





 欧州の多くの国々は、最近になって専門家の提言を聞き入れ、科学的な根拠に基づき、屋外でのマスク義務を解除した。まだまだ課題は残っているが、正常化に一歩近づいたといえよう。

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