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  • 執筆者の写真You3_JP

シンガポールはコロナの封じ込めを断念し、共生の道を進む



 シンガポールの当局は、パンデミック政策の転換、すなわち、コロナの根絶、封じ込めを断念し、コロナと共生することを発表した。つまり、シンガポールの人々は、パンデミック前の平常の生活に戻ることになる。その表向きの理由はワクチンの普及を見越してとのことだが、実際のところは、当局が感染対策が有効でなく、ウィルスの変異が進む中で、ウィルスの根絶、ゼロコロナを目指すことが現実的でないと理解したのである。コロナの取り扱いは、他のインフルエンザのようなウィルスと同じようになる。












 オーストラリアのスカイニュースがシンガポールのパンデミック政策の転換ををわかりやすくまとめている。



 パンデミック政策を転換する。コロナをインフルなどの根絶できない疫病と同じように扱う。







 ゼロコロナを追求することはなくなる。旅行者の入国時隔離や感染者との濃厚接触者の隔離をするのをやめる。日々の陽性者数の発表もやめる。








 悪いニュースは、コロナの根絶は無理だということだ。


 




 良いニュースは、コロナとの共生が可能だということだ。







 コロナウィルスは変異を続けて我々の社会に生き残り続ける。





 毎年、インフルエンザにかかっても大多数の人は、入院することもなく、





 ほとんど投薬もなく、回復している。高齢者など、持病のある人は亡くなることもある。コロナを根絶することはできないがインフルのように抑えて、このウィルスと共生することができる。
















 もともと、シンガポールは、封じ込めを目指した過度な大量検査の副産物として、コロナの致死率(CFR)がとても低く、たったの0.06%であることが判明していた。シンガポールという国土の小さい場所で大量検査行ったことで、コロナの実態を把握することができたといえよう。大量検査自体によりコロナの封じ込めができるというわけでなく、シンガポールも封じ込め自体はやっぱり断念した。









 つまり、シンガポールでの大量検査政策は次のことを教えてくれた。


・東アジアでのコロナの致死率が想像以上に低く、インフルと同等程度であったこと

・大量検査によるコロナの封じ込めは不可能であること

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