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2021年フランスヴィンテージワインの価格が上がる理由とは?

更新日:2021年11月12日



2週間前に収穫が終わり、ワインメーカーはすでに2021年のヴィンテージワインについてかなり悲観的な見方をしています。確かに、春は度々異常気象が起こり、フランスのブドウ畑に劇的な影響を与えました。こんなに量が少なかったことはありません。


悪天候


気候はフランスのほとんどのブドウ畑に影響を与えました。コニャックやサヴォワのような地域は無事だったところもありますが、ボルドーやブルゴーニュのような巨大なワイン産地には深刻な影響が出ています。昨年の4月には、数日間にわたって気温がマイナス5度まで下がり、成長した花が枯れてしまいました。特に、シャルドネ、メルロー、ソーヴィニヨンなどの「早生品種」に影響を与えました。


ムルソー(ブルゴーニュ)では、あるワインメーカーが凍結のために生産量の80%を失ったと報告しています。

2021年4月のブルゴーニュの葡萄畑。ワインメーカーは、夜に火を灯してブドウの木を暖めようとしました。


残念ながら、春にブドウの木に影響を及ぼした要因は凍結だけではありませんでした。東部のほとんどの地域(アルザス、ボジョレー、ブルゴーニュ、ジュラ)では、何日にもわたって大雨が降り続き、ベト病やウドンコ病と呼ばれるブドウの木を腐らせる病気が流行したのです。また、雨が降り続いた地域がある一方、夏の期間、南部の他の地域(ルシヨン、コルシカ)では干ばつに見舞われました。


このような悪天候により、ブドウが正常に育たなかったのです。ブルゴーニュ地方のいくつかのブドウ畑を散策してみると、ブドウの木に実がなっていないことに気づきました。普通は10〜20房のブドウがなるはずの木に、シャルドネがない。最大でも1房、2房しか見当たりませんでした。


先週末、あるドメーヌを訪問した際に、ワインメーカーが「2021年ヴィンテージボトルの数が少ない」と悲しげに話していました。以前は20樽のシャルドネを醸造していた彼が今年は6樽しかできないとのこと。

そのような中でも、ワインメーカーは、量よりもブドウの品質に気を配っています。これまでに聞いた話では、収穫された数少ないブドウはアロマが豊かなようで、これは良いニュースですよね。2021年のヴィンテージは、数が少なくても、質の良いものができます!


しかし、日照不足のブドウもありますので、2021年のヴィンテージボトルを購入される際には注意が必要です。味のバランスをとるために、化学物質や酵母、砂糖を大量に使用しているものもあります。最も安全な選択は、化学物質の過剰摂取を避けるために、伝統的なワインよりもオーガニックワインを選ぶことです。


ワインメーカーは、今回のヴィンテージでは「テクニカル」な技術が求められていると認識しています。というのも、少量のワインを醸造して味を確認しなければならないからです。



市場への影響


また、数量が少ないということは、2021年のヴィンテージワインが販売開始される来年には、価格が急激に上昇する可能性があるということです。数量が少なくても、国内と海外に市場があることには変わりません。ですから、希少性が価格を上昇させる大きな要素となるでしょう。だとすれば、国内市場を優先するか、海外市場を優先するか、ワインメーカーの戦略が問われることになります。来年、彼らがどんな選択をするのかも見ものですね。


最後に、来年のために、ワインをストックできる場所を確保しておくことをお勧めします。自宅に暗くて涼しい場所(18℃以下)があれば、そこにラックに入れてボトルを保管するのが良いでしょう。あるいは、思い切って小さなホームセラーを購入するのも良いと思います。ホームセラーは一般的に普及しつつあるので、お手頃価格で手に入れられるものもありますよ。お気に入りのワインを集めたオリジナルのワインセラーをぜひ作ってみてはいかがでしょうか。ワインは時を追うごとに熟成していくものですから...。




校正Erika

 

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