健康的な食事「ブッダボウル」とは?
更新日:2021年10月19日
私がボウルを使った食事に出会ったのはアメリカのフロリダでした。そこでは、外見への意識が高い人達が、「健康的な食事」をすることを心がけていたのが印象的でした。
そんな健康的な食事を意識する方々の中で、ブッダボウルやスムージーボウルのように、「ボウル」で食べることがトレンドになっています。
今回はそのボウルを使った食事の良い点や実際の食事内容についてご紹介したいと思います。
ブッダボウルの由来
ブッダボウルの名前や由来は曖昧ですが...いろいろなサイトで読んでみたところ、ボウルがお釈迦様のふっくらとしたお腹を連想させるフォルムであることが由来だそうです。また、チベットの僧侶は托鉢用に1つのボウルで食事をしていたという説もあります。
このボウルの良いところは、非常に実用的な側面があり、摂取量を制限することができることです。
このボウルは、実のところ、インターネット上で3年ほど前から見かけていました。おそらく、ヨガの流行や、食べる量を気にかけている人の発想に起因しているのではないかと思います。
ボウルは先祖伝来、食事の中で使われてきた容器でもあり、様々な文化で日常的に使われています。いずれにしても、ブッダボウルを食べることで、ブッダのように幸せになれるような気がするのですが、みなさんはいかがでしょう・・・?
ブッダボウルとは?
ブッダボウルでは、ボウルの中でさまざまな食材を混ぜ合わせ、健康的な食事を摂ることができます。また、取り入れる食材がビーガンまたはベジタリアンであることは、仏教から着想を得た生き物や動物への敬意を意味します。
食材を生のまま、あるいは調理をして、カリカリにしたり、滑らかな舌触りにしたり、、さまざまな食感の食材を入れることが原則ですが、ヘルシーであることが大切です。ブッダボウルの基本は、バランスのとれた健康的な食事であり、季節や好み、その時々の欲求に応じてアレンジすることができるものです。
ブッダボウル1つで全ての栄養を補うためには、穀類、豆類、各種野菜、油脂類、各種種子類、タンパク質をバランスよく入れることが大切です。また、海藻類、味付け用のハーブ、ソースなどを加えても良いでしょう。
注意していただきたいのが、豆腐にはエストロゲンが多く含まれていることです。そのため、長期的にはホルモンバランスを崩す可能性があるため、できるだけ避けましょう。
こちらに具体的な食材についてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

ベーシックなブッダボール
・新鮮な野菜(季節やお好みに応じて):すりおろした人参、大根、赤肉大根、ほうれん草、ケール、ルッコラ、サラダ、発芽した種など。
・穀類:キヌア、玄米など(できればグルテンフリーのものを)。
・タンパク質:豆類、フムス、ワカモレ、ファラフェル、植物性蛋白質のミックス など。
・油糧種子:ナッツ、アーモンド、チアシード、スピルリナなど。
・トッピング:加熱した果物(生は消化を妨げることがあります)、食用の花、アサイーベリーなど。
・ソース:タヒニを使ったヴィネグレット(タヒニ+リンゴ酢+パプリカ)、または、クラシックなヴィネグレット(オリーブオイル+ビネガー)など。
これらは基本的な食材ですので、皆さんの希望に応じてカスタマイズしてくださいね。

スイートなブッダボール
・ベジタブルミルク:ココナッツ、アーモンド、ライスなど。
・バナナ
・冷凍フルーツ
・トッピング:チアシード、すりおろしたココナッツ、スピルリナフレーク、エディブルフラワー、ゴジベリーなど。
・新鮮なフルーツ
ベーシックなブッダボールと同様に、これらの食材を基準として、皆さんのお好みでカスタマイズしてください。
胃腸とブッダボールについて
大文字の「J」のような形をした胃は、高さが約15センチ。空腹の状態で0.5リットル、満腹時には2リットルの容量にもなります。本来の胃の大きさは、私たちのこぶし一個分の大きさですが、胃はその5倍にもなる拡張可能な袋です。私たちの食生活に合わせて胃は拡張したり元に戻ったりしているのです。
ですから、まず、食べる量を理解するために、自身のこぶしと同じ大きさのボウルを用意しましょう。
量が同じでも、サラダの葉と、レンズ豆やフォンダンショコラは、それぞれ栄養が等しいわけがありません。
こういった、食材によって栄養価が異なることを考慮して食事をするためにも、ボウルは見た目の美しさだけでなく、量や重さを管理する上で非常に重要な要素も兼ね合わせているのです。

編集・校正Erika
Follow Johanna